この記事では親が施設に入った後の実家の片付けについて、自身の実体験と片付け現場での経験をもとに書いています。
親が施設に入った。ひとまず安心した。でも、残された実家をどうするか、まだ何も決まっていない。
そういう方から連絡をいただくことがあります。
ひとまず、落ち着こう
親が亡くなったわけではないので、法的な期限があるわけではない。焦って業者を呼ぶ必要はない。
ただ、急かすようで心苦しいが現実として、空き家のまま放置すると、劣化が進んだり、防犯上のリスクが出てくることはある。
最初にやること
まず家の中を一度見に行く。貴重品や通帳、印鑑、保険証書などが残っていないか確認する。これは業者に頼む前に家族でやっておくべきこと。
実体験からはっきり言います。貴重品は必ず早めに確保してください!!!。
ここで皆さんにとって頭が痛いお話。
施設の入居費用は決して安くない。親自身のお金で賄えるのか、家族が負担するのか。綺麗事ではなく、お金の問題は切実にのしかかってきます。
親がまだ生きているのに片付けることへの罪悪感
これ、正直に話します。
うちは義実家を夫婦二人で片付けた。義母は施設入居、義父はすでに他界。休みの日を返上してコツコツ、半年くらいかかった。体力的にも物質的にもきつかった。
当時はまだ片付け屋を始める前の話。ただ、現場系の仕事をしていたのでたまたまトラックがあった。処理業者やスクラップ屋さんとも繋がりがあった。今思うと、そういった面でついていたと思う。車両がなかったり、業者との付き合いがなければもっときつかったかもしれない。
余談だが、この経験が今の仕事を始めるきっかけになった。話は戻る。
嫁さんの子供の頃の品物が出てきても、一回手に取って懐かしんで捨てられた。義母、義父の品物が出てきても、そこまで苦もなく処分できた。「あの世でごめんね」と言えばいいかなと。
ただ、優しい人は心情的に無理だと思う。それは正直、仕方がない。
早めに動いた方がいい現実的な理由
古くなればなるほど物はカビが生えたり劣化したりする。現場でよく目にする。カビの生えた贈答品のタオル。
これは全国の片付け業者さんが見ている鉄板ネタだと思う。
高齢者の「もったいないからとっておく精神」。気持ちはわからないでもないし、時としては大事かもしれない。
全否定するつもりはない。ただ、「もったいないから使いつぶす精神」を追加すると素晴らしいかもしれない。
使えるものは使えるうちに使った方がいい。
それと金銭面の話。処理代金は現在確実に上がっている。今後さらに上がる可能性はあっても、一度上がった価格が下がることは難しい。
「だから急げ」ではなく「だから早めに話し合いのきっかけにしてほしい」
いずれにせよ、ご家族で話し合って納得のいく形にするのがベストだと思う。
業者に頼むなら
まず家族の意向をまとめておく。その上で業者に見積もりしてもらうのがいい。
見積もりの時に業者と話をすり合わせておくことが大事。
「全部一気に片付けてほしい」のか「この部屋だけ」なのか「何回かに分けて来てほしい」のか。残してほしいものも事前に伝えておくといい。貴重品、アルバム、思い出の品など。
おそらく業者に頼むのは初めてのケースだと思う。「残してほしいものリストにない重要なものがあったらどうしよう」と心配する方もいると思う。
片付け屋 助っ人くーすけは「これ大事そうだな」と思う品物については、残してほしいものリスト外でもご家族にお渡しします。
また、片付け屋 助っ人くーすけでは心情的・体力的・時間的にきつい場合、何日かに分けての片付けにも対応してます。
生前整理や遺品整理の現場でご本人、ご家族と一緒に確認しながら進めるスタイル、好評もらってます。細かい対応や臨機応変な動きは得意です。
最後に
よく考えて納得のいく形がベストだと思う。もし子供さんがいるのなら子供さん世代のことも視野に入れると、自ずと答えが出るかもしれない。


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